今日2月11日は「建国記念の日」です。
今から2675年前のこの日、神武天皇が即位したとされ、日本という国が始まりました。
幕府が色々と変わってはいますが、朝廷(天皇)から政治を任された図式になるので、
天皇が万世一系である日本は、国の形を変えずに、今日まで続いています。
これが最古の国と言われている所以です。
共和国としては、イタリア半島にあるサンマリノが、西暦301年9月3日に建国され、
現存する共和国の中で最も古いと言われています。
古い国となれば、それは古代文明の発展した地域に星の数ほどある訳ですが、
今日までそれが続いているとなると、日本以外にありません。
日本は、建国より現在まで、一度も国が滅ぶことなく、王朝が変わることなく、長い歴史を刻んできました。
王朝と言う単語を用いるなら、今の日本は、2675年前と変わらず、神武王朝となる訳です。
かつての祝日の四大節では、四方節(正月)、天長節(天皇誕生日)、明治節(明治天皇誕生日)と並び、紀元節と称し、
適用されていた祝日で、個人的には、日本で最も大切な日だと思っています。
もしも、天皇の系譜が途切れてしまったら、(考えたくはないですが)
その段階で、日本は一度、幕を閉じることになります。
もちろん男系以外になってしまっても、一系ではなくなってしまうので、同様です。
次の国家の名称が、同じ「日本」であっても、それは天皇が象徴であった日本とは別の「日本」なのです。
これまで、世界は、軍事大国を目指し、経済大国を目指してきましたが、これからは、文化大国を目指すべきだと思います。
グローバリズムとは、必ずしも世界のまねごとをする、世界に合わせて行く必要はないと思います。
その国がその国らしくあること、その国の文化が、他国に好影響を与えることこそ、真の国際化だと思います。
ここまでの長い歴史を刻んできた日本には、それを牽引するだけの基盤が必ずあります。
そしてそれは、最古の国である、日本の義務でもあると思うのです。
そんなことを思う、「建国記念の日」なのでした。
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